ピアノの中央のドの周波数を求める
ピアノの中央のドは何Hzかということを考えていました。
いきなり結論
半音階の各音の周波数を並べると等比数列ができます。
公比は=≒1.0595です。つまり、ある周波数に1.0595を掛けると半音上がり、1.0595で割ると半音下がります。
中央ドの上のラを440Hzとすると次のようになります。
中央ド | ド♯ | レ | レ♯ | ミ | ファ | ファ♯ | ソ | ソ♯ | ラ | ラ♯ | シ | ド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
261.6Hz | 277.2Hz | 293.7Hz | 311.1Hz | 329.6Hz | 349.2Hz | 370.0Hz | 392.0Hz | 415.3Hz | 440.0Hz | 466.2Hz | 493.9Hz | 523.3Hz |
中央ドは上のラの半音9つ下ですので、指数法則により≒261.6[Hz]です。
蛇足
公比の基数(base)である2は、オクターブの周波数比が1:2であることを表しています。たとえばラ(440Hz)の1オクターブ上のラは880Hzです。
なぜオクターブの周波数比が1:2なのかというと、(1:1を除いて)1:2が最もハモりやすい音程だからだと想像します。
公比の指数(exponent)であるは、1オクターブを12分割することを表しています。
なぜ1オクターブは半音12個なのかというと、オクターブ(1:2)を、オクターブの次にハモる完全5度(2:3)と、その次にハモる完全4度(3:4)と、さらにその次にハモる長3度(4:5)を含むように分割すると、12分割にならざるを得ないからと想像します。